この記事を見ている方は、水耕栽培を始めたいと思っている方だと思います
まずは何を揃えたらいいかと思いますよね
水耕栽培装置は、市販の装置だったり、自作の装置だったり、たくさんの種類がありますが、装置以外に絶対必要なものがあります
それはタイトルにある通り
- 液体肥料(ハイポニカ)
- ECメーター
が必須アイテムです
その理由を解説します
ハイポニカ液体肥料
水耕栽培では専用の肥料が必要になります
私は協和株式会社のハイポニカ液体肥料を愛用しています
他の肥料を試したこともありますが、なんといっても植物が元気に育つ、液体なので使いやすい、という事から使い続けています
ハイポニカ液体肥料を愛用する1番の理由:肥料濃度を調整しやすい
水耕栽培では植物によって必要な肥料濃度が異なります
さらに成長段階によっても必要な濃度が変わります
ハイポニカ液体肥料は液体なので、必要な濃度に調整しやすいのです
ここでハイポニカ液体肥料の【基本的な使い方】は
ハイポニカ液体肥料はA液とB液がセットになっています
(水耕栽培の場合500倍に薄めて使用)水500mlにA液とB液をそれぞれ1ml入れ、よく混ぜて使用
もし液体の濃度を変えたければ、この割合を変えるだけでいい訳です
しかしここで、『液体の濃度はどうやって見ればいいの?』という疑問が出ると思います
そこで必要になるのがECメーターです
ECメーター
初心者の方はECメーターと言われてもピンときませんよね。私もそうでした
でもこれを購入してから、水耕栽培の幅が広がりました
というか、ハイポニカを説明書通りに薄めていたのにECメーターで測定したら、めちゃくちゃな肥料濃度だったのです。
EC値とは?
ECメーターで測れるのはEC値です
EC値とは簡単に説明すると肥料濃度のことです
詳しく調べると、ECはElectronic Conductivityの略で「電気伝導度」という意味らしい
液体の中のイオンの量らしい?(私の頭ではよくわかりません)
難しい話なので、詳しくは調べません。気になる方は自分でどうぞ(丸投げですみません)
わたしも色々調べましたが、EC値=肥料濃度と考えて問題ありません
EC値の単位は
- μs/cm(マイクロジーメンスパーセンチメートル)
- ms/cm(ミリジーメンスパーセンチメートル)
があります。これは1000μs/cm=1.0ms/cmとなります
私が持っているECメーターの単位はμs/cmですがms/㎝で表しているサイトが多いので、本記事でもms/㎝で表記として、単位は省略します(例:1200μs/cm=1.2)
ちなみにハイポニカ液体肥料を500倍で薄めた時のEC値は約1.2でした
EC値を測る理由
EC値を測る理由は、先ほども一部書きましたが以下の3点があげられます
- 植物により好むEC値が異なる
- 生育期によって必要なEC値がある
- 液体肥料を継ぎ足す時にEC値が乱れやすい為、EC値を測定し調整する必要がある
例えば、
レタス:必要なEC値は1.0以下
トマト:定植直後はEC=0.5~1.0、3段目開花から6段目開花までにECを徐々に上げ1.8~2.0
となります
そして、トマトなどは液体肥料を溶かした水に根っこを浸して栽培しますが、
- 暑い時期などは多く水を吸収するが、その分の液体肥料の吸収は少ない
- その結果、水だけ減り肥料が残る=肥料濃度が高くなる(EC値上昇)
- 肥料濃度が高くなりすぎると生育障害や、根っこが焼けてしまい、ひどい場合は枯れてしまう
これらの理由からEC値を測るECメーターは必須アイテムと言えます
まとめ
水耕栽培で植物を育てる場合、ハイポニカ液体肥料、ECメーターはなくてはならないものです
肥料の濃度を数字で確認する事で、必要な時に調整を行うことが出来ます
ぜひ水耕栽培を始めようと考えている方は、このアイテムを揃えることをお勧めします!
一緒に水耕栽培ライフを楽しみましょう!!
ここまで読んで頂きありがとうございました。それではまた次の記事で。
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