【発芽率アップ】めんどり催芽法を試してみました

水耕栽培

2~3月から夏野菜栽培の準備をする人も多いと思います

しかしまだ寒いうちには種は発芽してくれない

家庭菜園初心者の方は発芽を促す装置やヒーターなどはありません

そこで紹介するのがめんどり催芽法(めんどりさいがほう)』です

この方法は特別な装置も必要なく、家にあるものだけで発芽が可能です

寒い時期から種を育てたい方の力になると思います

めんどり催芽法とは

めんどり催芽法とは

めんどりが卵を温めるように、種を体温で保温し発芽させる方法です

人の体温は36度前後。種が発芽するにはちょうどいい温度なのです

夏野菜の代表のトマトの種は20℃ほどで発芽をします

しかし気温が20℃になってから種まきをすると、実が収穫できる時期が遅くなります

ホームセンターで売っている苗と同じ時期に収穫を目指すのであれば、冬場の種まきが必要です

家庭菜園で種まきをする場合、数〜数十粒だと思います

その場合、めんどり催芽法はもってこいの方法です

もちろん野菜だけでなく、花の種にも行える方法です

方法は簡単。肉体があれば出来ます!

方法はかんたんです

必要なものは肉体と家にあるものだけで出来ます。実質タダで可能です。

  1. 密閉できる袋(ジップロック的なやつ)とキッチンペーパーを準備
  2. 湿らせたキッチンペーパーに種をつつみ、ジップロック的なやつに入れる
  3. それを24時間ポケットに入れておく
  4. 1日1~2回はキッチンペーパーを開き、発根を確認するとともに、種を空気に触れさせる

以上です

これだけでは、「ほんとに出来るの~?」と思いますよね

私も思いました。なので実践です。百聞は一見に如かずです。

ミニトマト「ピンキー」とダイソーの「うどんこ病に強いきゅうり」の種で実践

今回はミニトマトときゅうりの2種類の種で行います

①ミニトマトの『ピンキー』という品種/1210円(Amazon)

価格は高いですが、とても美味しいおすすめミニトマトです

【パッケージの記載情報】

  • 発芽適温:20~30℃
  • 発芽までの日数:約5~7日
  • 育成適温:昼温度25~30℃、夜気温10~15℃
  • 発芽率:80%以上

②ダイソーのきゅうり『うどんこ病に強いきゅうり』/二袋で100円

きゅうりはうどんこ病で枯れてしまうことが多いので、こちらをチョイスしました

【パッケージの記載情報】

  • 発芽温度:25~30℃
  • 発芽日数:約7日
  • 発芽率:85%以上

ちなみに2月25日に開始しました

追記:後で気づきましたが、種の有効期限が両方とも切れていました。しかし、ちゃんと発芽してますので大丈夫!ちなみに、ピンキーは19ヵ月、きゅうりは2ヵ月過ぎていました。

これを早速ズボンのポケットに忍ばせました

もちろん仕事中も寝る時もポケットに入れておきます

(仕事中に種を忍ばせているなんて、小学生時代に「たまっごっち」をこっそり学校に持って行った時みたい)

1日目できゅうりの種が発根

ポケットに入れ1日経ったので種の状況を確認します

なんと早速、きゅうりが発しました

まさか1日で発根するとは思いませんでした

めんどり催芽法がすごいのか、このきゅうりがすごいのか分かりませんが、良かった!

早速、きゅうりの種さんには園芸用ポットの培養土の中へ移動してもらいました

一方、ミニトマトの方はまだ変化なしです

2日目キッチンペーパーが臭い

ミニトマトの種はいまだ変化なしです

1日に2回はキッチンペーパーを開き、状態の確認と空気に触れさせています

そこで気になることが…

『キッチンペーパーが汗臭い!』

袋を開けると、におってきます。まぁ湿ったものを人肌で温め続けたら、そらぁ臭いますよね

これは実践しないと分からないことでした

そのため、キッチンペーパーを取り換え、袋の中も一度洗っておきました

これで、においは軽減しました

それに人前で袋を開けなければ問題なし

3日目ミニトマト発根

ミニトマトも発根!

有効期限が1年以上過ぎていたのでハラハラしてましたが無事に根っこを確認しました(発芽率は低くなってるかもしれませんが。)

発根したのでこちらも培養土の中に、埋めてしまいましょう!

番外編:発根後も寒さには注意(食器トレイで温室がわり)

ここからは「めんどり催芽法」後の対応です

水耕栽培でミニトマトを育てたい方はこちらも参考にしてください

発根後は園芸ポットに培養土を入れ、そこに発根した種を植え付けます

芽が出るまでは外には出さずに暖かいところで管理します

そこで温室がわりになる、食器の水切り用ケース(透明の蓋付き)を100均で購入しましょう

発芽を確認したら、日中は蓋を少し開けて外に出し陽の光を当てます、夜は蓋を閉め家の中に取り込みます

注意

水やりは優しくしましょう。種や芽が流れてしまいます

雨の日は、濡れない所に取り込んでください。ケースに雨水がたまると水没してしまいますので。

これで暖かくなるまで育てます

暖かくなったら、中のザルだけにして1日中外で育てましょう

そして、めんどり催芽から約か月後、立派な苗に成長しました

本葉が、5~6枚になったら植えつけ時期です

まとめ

めんどり催芽法で無事に発根させ、苗を成長させることが出来ました

特別なものを使用せずに簡単に出来たので、家庭菜園で種から育てて楽しみたい方にお勧めです

種から育てると愛着も倍増します

ぜひ、めんどり催芽法をお試しください

最後まで読んで頂きありがとうございました。

以上、ぎょとらでした。

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