三途の川は3人で?

看護部

看護師として働いていると、人が亡くなる場面に日常的に出会います。

患者の中には、積極的な治療は望まずに緩和ケアを受けながら、自然な形で最期を迎えたいという方がいます。

看護師は、そういった患者が何人もいる状況で働いています。

患者が亡くなると、緊張が走りますしブルーな気持ちになりますし、何より仕事が増えます

自分の勤務のうちは、「もちこたえて!」「まだがんばって」と願いながら仕事をしている事もあります。

そして不思議なことに、一人亡くなると続けて数人亡くなることが多いのです。

看護師の間では「三途の川の船は3人乗り」と言われています。

4コマ『3人乗り』

三途の川の船が3人乗りの由来

三途の川の船が3人乗りと言われる理由の1つを紹介します

三途の川の船が3人乗りと言われる理由

「三途の川の船が3人乗り」という表現は、日本の仏教の信仰や伝説に関連しています。三途の川は、仏教の世界観において死後の世界を表す象徴的な要素であり、亡くなった魂がこの川を渡って冥府に至るとされています。※冥府は死後の世界や黄泉の国を指す

  • 三途の川の意味: 三途の川は死者が渡るべき境界線とされています。この川は、死後の魂が輪廻転生を繰り返すために渡る場所であり、その渡し船には川を渡る際の試練や苦しみが伴います。
  • 三人乗りの象徴的な意味: 三人乗りは、「生」「死」「輪廻」など、複数の要素が結びついていることを示唆しています。一つの魂だけでなく、これらの要素が一緒に行動し、協力して三途の川を渡る必要があるとされています。これは、生死の連鎖や輪廻の法則を象徴的に表現したものです。
  • 三途の川を渡る試練: 三途の川を渡る船は、死者が執着や苦しみを超え、浄化されて新たな生に生まれ変わるための試練を与える存在とされています。三人乗りは、死者が協力してこの試練を乗り越える必要があることを意味します。

なんだか難しいですね。仏教に詳しくないと何のことやら。

まとめ

看護師の中には、なぜか患者が亡くなる日に、よく勤務が当たる人がいます。

そういう人は、同僚に

「〇〇さん、当たってますね」「やっぱ〇〇さんの時でしたね」「患者さん〇〇さんの時なら安心して逝けると思ったんですね」「〇〇さんと一緒の勤務だと当たるから嫌だな」

などと言われます。私も言われていますが、

「私のせいにするんじゃねーよ」と言いたいです。

素直に「大変でしたね、お疲れ様」と言ってほしいのよ。ほんとに大変なんだから。

それでは本日は以上です。

世の看護師諸君。明日も頑張りましょう。お休みの人はゆっくり休んでください。

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