ミニトマトをたくさん収穫したい方、水耕栽培で何を育てようか迷っている方、水耕栽培でミニトマトをたくさん収穫したい方、水耕栽培仲間を探している方
今回の記事は、そんな方々に参考にして頂きたいです
私自身、水耕栽培にハマり年ミニトマトを育てています
失敗を何度も繰り返して、現在も試行錯誤しています。今年の目標は『100個収穫』です
そんな私と一緒にミニトマト水耕栽培を楽しみましょう
水耕栽培装置をまだ準備していない方は、こちらを先に読んでもらうと分かりやすいです
水耕栽培用の苗の準備:水耕栽培に適した根っこ
まずは水耕栽培用の苗を準備する必要があります
『水耕栽培用の苗とは?』と思う人も多いと思います
水耕栽培用の苗と、土栽培の苗の違いは『根っこ』です
土で育てた根っこは茶色っぽくてゴワゴワしています
それに比べて、水耕栽培に適した根っこは真っ白で軟らかいです
ミニトマトは環境に合わせて、適した根っこを出すすごいヤツです
真っ白な根っこに変化させるところから始めましょう
水耕栽培に適した根っこの出し方
- まずはホームセンターなどで好きなミニトマトの苗を買う
- ポットから優しく取り出し、根を傷つけないように土を落とす(優しく水をかけながら土を洗い流すとやり易い)
- 園芸ポットにセットして穴から根っこを出し、スポンジなどで倒れないように固定
- 適当な容器を準備し根っこの1/3程が水につかるようにする
- 半日蔭で管理する
- 数日で白い根っこが出てくる
今回育てるのは『ピンキー』:ピンキーの特徴は?
私はミニトマトのピンキーという品種を育てたかったので種から苗を作りました
以前もピンキーで育てた事があり、美味しかった!のですが、私の実力不足で収量が少なかった過去がありまして、今回は『リベンジじゃ~』という事です。
【ピンキーの特徴】(ナント種苗HPより抜粋)
- 皮が薄く口に残りにくい
- 皮が薄くても割れにくい
- 糖度は9~10度で酸味・甘みのバランスがよくキメ細かな優しい味質
- 果房の本数が多く、しかもその果房が長いのでたくさん収穫でき、ガク落ちも少ないので家庭菜園はもちろん、直売所向けにもピッタリ
種から水耕栽培用の苗の育て方も記事にしていいるので、気になる方はこちらからどうぞ!
基本的な育て方
ここで私なりの水耕栽培でのミニトマトの育て方を先に紹介します
色々な方法があるので、私のミニトマトの成長記録を見て「いいな」と思ったところを参考にしてください
仕立て方:主枝から出た脇芽だけ伸ばす
土で育てる場合、脇芽をすべてとる「1本仕立て」、主枝と脇芽1本を伸ばす「2本仕立て」が主流です
これは脇芽を何本も伸ばすと、栄養が分散し、育ちが悪くなるからです
一方、水耕栽培の場合は、常に栄養が吸える状態にあるので上記のような心配はありません
しかし脇芽を取らないと
- ジャングルか?ってくらいにワサワサになり管理出来ない
- 枝葉が込み合い、風通しが悪くなり病気になりやすい
- 栽培スペースが足りなくなる
などの問題が発生するので、脇芽ルールを作る必要があります
そこで私は
- 主枝からの脇芽は伸ばす
- 脇芽が成長し、そこから出た脇芽はすべてとる
- 基本は上記2つのルールだが、枝が込み合ってきたら適当に脇芽はとる
というざっくりとしたルールで育てたいと思います
EC値管理
続いてはEC値ルールを設定します
水耕栽培では専用に肥料を使用します
私は『ハイポニカ液体肥料』を使っています(結局これが使いやすい)
EC値とは、肥料濃度です、私はそう思っています(詳しく知りたい方は自分で調べてね)
EC値を測定するにはECメーターを購入しましょう
1000円くらいなので持っておいて損はないです
定植直後:0.5~1.0
3段目開花から6段目開花まで:ゆっくりEC値をあげ1.8~2.0まであげる
6段目開花後以降:1.5~2.0をキープ
私は以前、ずっとEC値0.8くらいで育てたら、甘くないミニトマトが出来きました
今回はこのルールを守っていきたいと思います
ここで過去の失敗を皆様に共有したいと思います
水耕栽培容器の溶液(肥料入り水)が減ったら水+肥料を足すわけですが、ここで注意が必要なことがあります
必ず容器内のEC値を確認しながら、水と肥料を足してください
そうしないと、最悪枯れてしまいます
というのも、ミニトマトは水と肥料を同じ割合で吸収しないのです
【例えばEC値を1.0で調整していた場合】暑い日のミニトマトは、水をたくさん吸収しますが、肥料はそこまで吸収しません。容器に残った溶液は、水だけが減った分、肥料濃度が高くなります。そこに、別のバケツにEC値1.0で調整した溶液をそのまま追加すると、EC値は高くなってしまします。それを何度か繰り返すと、ものすごくEC値が高い溶液で育てることになります。トマト、病気になります。
前置きが長くなりましたが。ここからトマト(ピンキー)の成長記録となります
4/28:ピンキー定植
種から育てていたピンキーが大きくなってきたので、いよいよ定植します
ルール通りに溶液のEC値を1.0に調整。エアポンプの作動のOK。
いざ定植(根っこは藻の発生で緑になっていますが大丈夫!)
すでに苗が大きくなっており、風で倒れそうだったので支柱を立て固定しました
私は、水耕栽培容器(漬物だる)を、一回り大きな鉢に入れています(見た目もすっきりするし、日の光を遮るのちょうどいい!お小遣い制の私の財布には厳しいかったけど、、)
5/5:さっそくルールを破るズボラな私
「ピンキーちゃん、調子はどうですか?」と巡視に行くと、これは!!
茎が太い!縦に線が入っている!!
トマトの肥料過多の症状に、茎が太くなったり、茎が裂ける異常茎、葉が裏側に丸まるなどがあります
その兆候が発生してしまいました。
原因は分かっています。EC値ルールを忘れてEC値を1.5にしたのは私です。
おろかな人間です。
しかし、反面教師としてこの情報を伝えられたので、その点はよかった、ということにしましょう
皆さんは気を付けてください。
さぁ、気持ちを切り替えて。根っこの方はというと、真っ白な根っこがたくさん伸びています
私は、この白い根っこを見るのが好きなんですよね
5/20:第3花房出現!肥料濃度(EC値)徐々にUP
だいぶ葉が生い茂り、花房も3房目に突入しました!
最初に定めたルール通り徐々にEC値を1.8~2.0まで上げていきたいと思います
ここで、水耕栽培最大の禁忌についてお話します
先日起こった体験談です。皆さんも要注意です!
【小噺】風の知らせ。暑い日には水切れに注意!
ミニトマトの株が大きくなるとその分、水分を多く必要とします
さらに暑くなる夏場には余計に水分を吸い上げます
近年は暑いもので、5月でも30℃近い夏日が続いています
先日も最高気温が27℃の日が続いていました
その日は風も強いでした
ふと庭を見ると「なんでー!!」
漬物だる(水耕栽培容器)ごと、大事なミニトマトが地面に倒れていました
「水が入っていて重いから倒れるはずがない!」という固定概念が油断を招きました
続く夏日により水分は枯渇していました
1日水の確認を怠っただけなのに!!
軽くなった漬物だるの上に、大きく育ったミニトマトのがあれば簡単に倒れてしまいます
幸いにもミニトマトちゃんは無事でした
もし風がなく、漬物だるが倒れなかったら水切れで枯れていたかもしれません
風さんに、感謝です。
皆さんも、暑い日には水切れにご注意ください。
5/24青いトマトは毒がある?
梅雨前になり、青いトマトが大きくなってきなした
蜂も手伝ってくれております
ツヤツヤして既に美味しそうにも見えてきた
しかし、赤くなる前のトマトには『トマチン』という毒があります
といっても、実に含まれるトマチンは微量で、花や茎の方が多くトマチンを含んでいるそうな
だから青いトマトも食べて大丈夫!ピクルスなどにするそうです!!
私は赤いトマトがいいので赤くなるまで待ちます
6/1暑い日が続き、水の確認は毎日行う
最近は暑いもので、25℃以上の日が続きます
先述しましたが、暑い日はたくさん水を吸い上げます
そのため、すぐに容器内の水が減ってしまい、毎日水を追加する必要があります
私は、仕事から帰ってくると家族に挨拶するまえに、トマトの観察と水やりをします(威張って言う事ではないですね)
せっせと水を足して、EC値を測ってハイポニカを足しています
どんなに疲れていても、夜中に帰ってきても行います
この状態が、水耕栽培界隈で言われている『水奴隷(みずどれい)』です
水耕栽培を行う人は必ず、この奴隷になります
トマト様に我が身を尽くすのです!
現在の成長記録はここまでです。
続きは適宜、追記更新しますので、また見に来てください。
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